地球にやさしい暮らし方~廃食用油のリサイクル~

廃食用油とは、揚げ物などの料理を作る際に使われた使用後の食用油のことを言います。廃食用油の年間廃棄量は全国で約40万トン(東京ドーム約1250個分)に及んでいるそうで す。
一般家庭や飲食店から排出される廃食用油は、排水と一緒に流されているのが現状です。スーパーや自治体などで廃食用油の回収を行っているところもあるそうです。廃食用油をリサイクルせずに焼却等で廃棄すると、約2倍の量の水が必要となります。正しい方法で処理、再利用をすることで水質汚染を防ぐことができます。
家庭でできる廃食用油汚染対策
油凝固剤を利用して処理をする
油凝固剤を使用して処理した廃食用油は、燃えるゴミの日に捨てることができます。スーパーやホームセンターなどで購入することができ、取り組みやすい処理方法となっています。
お店や自治体が取り組んでいる廃食用油の回収を利用
家庭で出た廃食用油を持ち込み、回収してもらうのも廃食用油汚染対策の一つです。回収後は燃料や石鹼等の資源としてリサイクルされているそうです。自治体のホームページで廃食用油の回収を行っているか確認できるのでチェックしてみてください。
廃食用油で作られる廃油石鹸
廃油石鹸は廃油、水、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)から作られています。油汚れや布巾の汚れ、皮脂汚れもしっかりと落としてくれます。
※強いアルカリ性のため、顔や体に触れると肌に炎症を起こす可能性があるので注意してください。
使用する油を少なくしたり、正しく処理をすることによって水質汚染を防ぐことができます。